うつ病発症の瞬間をリアルタイムに実況解説します

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うつ病を発症するとどうなるのか

前回のブログでは、うつ病を発症する前の、うつ病の前兆に付いてお話ししました。
今回は、まさにうつ病を発症したそのときについて、お話ししたいと思います。

うつ病のイメージと現実との違い

うつ病を知らない人がうつ病に対していだくイメージといえば、どこか元気が無い、とか、一人で沈み込んでいる、とか、夜眠れずに睡眠薬を飲んでいるとか。まあ、このようなイメージではないかと思います。これも、間違いではないのですが、うつ病を発症すると、まずは、身体の具合が悪いような症状が出るんです。それは、身体のどこかに重い病気の症状が発症したと思わせるような症状です。

カウントダウンが始まる

今回は、私がうつ病を発症したその時の状況をお話ししたいと思います。
私は、うつ病発症の半年前くらいから、頭痛や胃痛の症状に悩まされるようになっていました。そして、発症の二週間前頃から、ときどきめまいがするようになり、同時に、微熱が出たり下がったりも繰り返すようになりました。私は、てっきり、風邪を引いたと思っていました。

ちょうど2020年3月は、新型コロナが流行り始めた時期でしたので、もしかしたらコロナか? という心配もしました。

身体の症状から、風邪だと考えて、週末の土日は風邪薬を飲みながら過ごしました。休んだおかげで月曜日は体調が少し回復しました。その時は、やはり風邪だったのかと思いましたが、あとで振り返ると、土日をゆっくり過ごしたから、うつに向かう状況がちょっと止まっただけだったわけです。

ついに、うつ病発症

月曜日から水曜日までは仕事をこなしました。仕事をすると、また体調が悪くなっていきました。そして、木曜日の早朝、起きるにはまだ早すぎる午前四時ころ、気持ち悪いほどの寝汗をかいて目が覚めました。

目が覚めるとき、身体がベッドの下から吸い付けられるような感覚でした。目が覚めると同時に、呼吸が荒く、息苦しくなっていました。私は、これまでの人生で感じたことのないような症状に、茫然としたまま横たわっていました。全身に力が入って、身体が硬直したまま身動きできないような感覚でした。

しばらくの間、恐らく2~30分くらいだと思いますが、じっとしていたら、少し身体が動くようになってきたので、私は起き上がり、着替えの下着とパジャマを出して、着ているものを全部着替えました。シャツは汗でぐっしょりと湿っていました。この時の私は、まるでスローモーションビデオのような動きだったと思います。

着替えた私は、まだ時間が早かったので、もう一度寝ることにして、ベッドに横になりました。

いつもの起床時間がやってくる

次に目覚めたのは、ちょうど七時ころでした。普段の起床時間は七時二十分ですから、もう起きても良い時間です。

ところが、さきほど目覚めたときよりも体調は悪化していました。身体がベッドに貼り付けられたような感覚で、動くことができません。しかも両手両足が痺れているような感覚でした。さらに、呼吸が苦しく、うまく息が出来ないようになりました。体温は測っていませんでしたが、熱っぽいようで、頭の中がボーッとしていました。

それでも、先ほど目覚めたときも、2~30分したら起き上がれたので、また時間がたてば何とかなると考えて、そのままの態勢でじっとしていました。

しかし今度は回復しませんでした。確か八時少し前くらいだったと思いますが、起きてこない私を心配して、妻が様子を見に来てくれました。

そこで私は、救急車を呼んでもらうことにしました。呼吸が苦しかったので、もはや起き上がる気力がなくなっていました。

救急車で運ばれる

ここから先は、前々回のブログ「うつ病とは、どんな病気なのか」に書いていますので、よろしければそちらをご覧ください。

救急車で運ばれた先の病院で、いろいろな検査をしていただき、その結果、精神からくる病気と診断され、後日、精神科のクリニックを訪れることになりました。

この日、いろいろな検査をしていただいたら、お昼近くになりました。そのころになると、だんだん身体の調子が戻ってきていました。そして、精神科のクリニックへ行くための診断書をもらって、迎えに来てくれた妻の車に乗って帰りました。

結局、私の症状は、朝が最悪の症状で、昼頃には、起き上がれる状態になるというものでした。救急車騒動の翌々日に精神科のクリニックを受診し、正式にうつ病と診断されて、いよいようつ病の闘病生活がスタートしました。

精神科の薬を処方してもらっても、そんな簡単に治るはずもなく、しばらくは、救急車で運ばれた日と同様の症状を毎日繰り返しました。ただ、これはうつ病の症状なんだと分かっていると、気持ちの上では安心して症状を受け入れられるようになりました。

心の病気なのに、身体に症状が出る不思議

救急車で運ばれて、いろいろな検査をしていただきましたが、どこも悪くないという検査結果でした。どこも悪くないのに、息が苦しくなったり、頭痛に襲われたり、手足が痺れたりするのですから、心の病気とは、とても不思議なものです。
その後の闘病については、また次のブログでお話ししたいと思います。

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