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限定した期間でしか味わえないおいしさ
福井、石川、富山の３県を北陸地方と呼びます。この北陸地方は、日本でも屈指の絶品ガニが味わえる地域として高い人気を誇っています。
北陸のカニ漁は、期間が限定されています。毎年１１月初旬に漁が解禁され、３月２０日ころまでが期間と決められています。まさに、この時期にしか味わえない絶品カニと言えます。
日本の中でもカニの本場と呼ばれる北陸地方にとって、冬の合図は、カニ漁の解禁と言っても過言ではありません。
ズワイガニのおいしさにハマる
１１月から３月にかけて水揚げされるカニは、ズワイガニです。ズワイガニは、北陸の冬の王者と呼ばれており、甘みを凝縮した味わいは、他に類を見ないものと言えます。この時期のズワイガニは、カニ味噌も濃厚で、味わってみれば、カニだけを目的にした旅行が、決して間違いではなかったと納得がいくことでしょう。
カニは産地によってブランドが違います
ブランドガニとして有名なものは、福井県で獲れる越前ガニ、それと、石川県で獲れる加能ガニです。
ズワイガニは、本ズワイガニ、大ズワイガニ、紅ズワイガニに分けられるのですが、越前ガニも加能ガニも、本ズワイガニです。あとは、水揚げされた港によって呼び名が異なっているということになります。
ちなみに、山陰地方で水揚げされれば、松葉ガニとなります。
福井で獲れた越前ガニは、皇室に献上されたことでも有名です。また、福井の海は、暖流と寒流がぶつかる場所で、そのため豊富なプランクトンが生息しています。ですから、越前ガニは、豊富なエサが有る場所で獲れたカニと言えるでしょう。
さまざまなカニの食べ方について
ブランドガニと言いわれる越前ガニや加能ガニですが、その食べ方はさまざまです。
さまざまな味わい方が出来るのは、すぐそばでカニ漁を行っている産地だからこそできるものです。
カニ刺し
北陸地方のカニ料理では、生きたままの活きガニが食べられます。そこでおすすめしたいのが、カニ刺しです。新鮮だからこそ味わえるカニ刺しですが、うまみと甘みが詰まっており、格別の味わいです。
カニしゃぶ
カニしゃぶは、新鮮だからこそ出来る味わい方です。さっと湯通しすることで、カニの旨味がにじみ出てきます。地元では、この食べ方が、カニのおいしさを一番に堪能できる方法だと言われています。
焼きガニ
カニの香ばしさとは、実際に焼きガニを味わった人にしか伝わらないかもしれません。そういう意味では、カニを味わう旅行中に、必ず食べて欲しい逸品です。
炭火焼で食べさせてくれるお店も有ります。
カニ鍋
鍋にたっぷり入ったカニを見るだけでうれしくなります。意外にもカニの出汁が出て、野菜などもおいしくなります。最後に残ったスープで、カニ雑炊を作ってみましょう。雑炊のイメージを変えるほどのおいしさになります。
カニを食べるだけの弾丸ツアー
私は、これまでに３回ほど、北陸カニ食弾丸ツアーに行ってきました。
弾丸ツアーと呼んでいるのは、カニを食べるためだけに行っているからです。
私の住所は新潟ですので、福井と言うと、公共交通を利用しようとすると、なかなか大変です。そこで、車で行くようにしています。
もっとも、近いうちに北陸新幹線が福井まで伸びるようですから、そうなれば新幹線の方が便利かもしれません。
北陸カニ食弾丸ツアーの手配方法ですが、まず、カニを食べさせてくれるお店を予約しておきます。宿はビジネスホテルを予約します。そして、当日は、昼前に車で出発して、夕方にチェックインして、予約したお店に向かいます。
お店では、充分にカニを堪能して、その後はビジネスホテルに戻ってゆっくりと眠ります。
翌朝は、車で帰宅する、という流れですので、まさに、カニを食べるだけの旅行です。
それでも、まったく、もったいないという気持ちになりません。それほど、冬の北陸のカニは絶品なのです。 まだ食べたことが無いよ、という方は、ぜひ一度、騙されたと思って行ってみて欲しいと思います。
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