うつ病の発症前後での大きな違いについて

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うつ病発症前の予兆段階の特徴

一般的な病気というものは、予兆と発症した後の症状とは、ほぼ同じです。例えば、風邪の場合、予兆は体がだるいとか、ちょっと頭が痛いとか、身体が熱っぽいというような症状です。

これが、発症した後では、いっそう体がだるくなり、頭痛が増してきて、本格的に熱が上がってきます。つまり、発症した場合は、予兆をもっと重症化したものになるわけです。たいていに病気はそういう感じだと思います。

しかし、うつ病は、予兆が現れてきたころの身体の症状と発症後の症状とは、大きく異なるんです。
予兆の段階に見られる症状を上げると、頭痛を繰り返す、夜中に胃が痛い、めまいがする、夜間頻尿になるなどです。

うつ病発症後の症状

これが、発症後になると、手足のしびれ、動けない、食欲が無く食べられない、思考能力が無くなって何も考えられなくなる、というような症状が出ます。肉体的にはどこも悪くないのに、このような症状が出ます。
うつ病を知らない人にしてみると、どういうこと? という感じだと思います。

食事をするとか、風呂に入る、というような、基本的な生活が出来なくなります。私の場合は、特に朝は何も食べられなくなって、朝食を昼と夜に分けて食べていました。それに、発症から1か月間くらいは風呂がダメで、シャワーを浴びることもできなかったので、毎日タオルを絞って、身体を拭いていました。

頭の中が、何も考えられなくなるというのも、うつ病発症後の代表的な症状です。論理的に考えられなくなります。ですから、私は、発症した後、ベッドの中で、もし動けるようになったとしても、右のものを左に動かすような、単純労働しかできないだろうなと思っていました。

電話も無理になりました。話すことはできるので、受話器を持ってしゃべれば良いと思われると思いますが、気持ちが電話を受け付けないんです。
私は、発症した後、どうしても仕事の連絡をしなければならないとき、ベッドの中でスマホからメールを送って連絡していました。とはいっても、スマホも短時間しか見ていられませんでした。

ですから、病院で受診する際の問診で、「普段の生活は出来ていますか?」と、毎回聞かれます。

私の場合、発症後の1カ月間くらいは、本当に何もせずに、ただ寝て過ごしました。

日ごろ注意すること

それでも、発症から二年半以上が過ぎた現在は、クリニックに行くのも1ヶ月に1回となり、仕事にも復帰できているので、症状はだいぶ改善しました。ただ、残業が続いたり、人と長時間会ったりすると、反動で体調不良になってしまいます。特に、人と会うというのは、知らずしらずのうちに気を使っているのだと思います。打ち合わせが終わった後は、疲労感が大きいですね。
体調が良くても、まだ治療途中だという認識が必要なのだと思います。

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