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自分で会社を起業しようと考えている人も多いと思いますが、起業する前にぜひやっておいたほうが良いことについてお話ししたいと思います。
逆に言えば、ここで紹介する三つのことは、起業してしまったら、当分できなくなってしまうことなので、ぜひ、起業する前に確認して欲しいと思います。
クレジットカードを作っておく
たいていの人は、クレジットカードを１枚くらいは持っていると思います。普通に会社勤めをしていれば、クレジットカードを申し込んだときに、審査に落ちるということも有りません。きちんと給料がもらえる会社に就職すれば、入社したばかりの新入社員でも、たいていのクレジットカードは作れます。
ところが、いったん起業して、会社の代表取締役になったとき、起業して1年未満ですと、クレジットカードを申し込んでも、審査に落ちることが多いものなのです。社長になったのだから、絶対に審査に通るだろうと思うかもしれませんが、実は難しいのです。
サラリーマン１年目なら普通に審査に通るのに、起業１年目は、社長なのに落ちるわけです。
つまり、それだけ、起業したばかりの人は信用が無いということなのでしょう。
ですから、起業を考えている人は、まだ勤め先をやめていないうちに、クレジットカードを作っておきましょう。
出来れば、２～３枚のカードを作っておくことをお勧めします。
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住宅ローンはサラリーマンのうちに借りておく
起業したら、しばらくは住宅ローンを借りることが出来ません。銀行によって、多少の違いはあると思いますが、基本的に、３期分の決算書がそろわないと、住宅ローンを融資してくれないと思います。
しかも、３期分の内容も重要です。もし、赤字決算だったりすれば、たとえ３期分をそろえたとしても、審査に通らないということになるでしょう。
それほど、経営者というものは、ローンを借りようとすると大変なものなのです。
ですから、住宅を建てたいという考えが有るようでしたら、サラリーマンのうちに建てたほうが良いということです。
しかし、もしも３期分の決算書の内容がすばらしく、余裕で黒字決算だった場合、銀行の態度はがらりと変わります。
もし、あなたが、サラリーマン時代にほかの銀行から融資を受けた住宅ローンが有る場合、会社の取引銀行から、ぜひうちの住宅ローンに借り換えして欲しい、という営業攻勢を受けることになります。
銀行は晴れた日に傘を貸すものだということわざが理解できると思います。
アパートの借り換えも起業前に行うこと
もしあなたが、起業したら、住んでいるアパートを借り換えたいと思っているようでしたら、それは、起業する前のサラリーマンの時点で借り換えましょう。
アパート契約は、昔は家族や親せきの人に保証人になってもらって契約したものですが、現在は、保証会社に保証手数料を支払って保証人になってもらうという契約が大半です。
ところが、起業して１年未満ですと保証会社が保証してくれません。最低でも１期が終わって、１期分の決算書を出せることが、保証会社が保証してくれる条件になっていることが多いようです。
ですから、あなたが現在、アパート住まいで、起業後はアパートを引っ越したいと考えているのであれば、起業前のサラリーマンでいるうちに引っ越しておきましょう。
まとめ
あなたの起業が大成功で、サラリーマン時代よりもずっと多くの収入が有るようになったとしても、起業して間もない人の社会的信用力は、低いものなのです。その点に充分注意して、起業の段取りを進めていただきたいと思います。
もし、新規起業を考えているようでしたら、起業するための準備や事務手続きなどをまとめたブログ、「起業の準備から会社の立ち上げまで。手順、必要な手続きを徹底解説」が参考になると思いますので、よろしければご覧ください。
