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フリマサイトは便利な反面、トラブルも
メルカリの2021年9月の月間利用者が2000万人を突破したというニュースが有りました。もはや、大多数の国民がメルカリを使って、売ったり買ったりしているということでしょう。私自身も、メルカリやラクマを使い始めて、4年以上がたちました。
確かにフリマサイトは便利で、不用品を出品すれば、ちょっとしたお小遣いかせぎになりますし、中古でも良いと思えば、生活用品から趣味のものまで、何でも買うことができます。しかも、新品よりもだいぶ安く買えるのですから、少ない予算で多くのものを買えるということになります。
しかし、便利な反面、やっかいなトラブルも有ります。しかも、お金のやり取りはメルカリやラクマを通していますが、実際の取引きは出品者と購入者の個人間での取引きとなりますから、トラブルが起きたときは、自分で対処しなければならないという、めんどうな問題が有ります。
今回は、フリマサイトで大けがをしないための方法をお話ししたいと思います。お金を払ったのに商品は届かないというようなトラブルになったら、悲しいし悔しいですよね。多少は小さなトラブルは有ったとしても、大きなトラブルには会わないようにしなければなりません。

詐欺の被害額は想像以上です
人は、自分だけは詐欺に会わない、自分だけは大丈夫だと思っているものです。
しかし、よく考えてみてください。オレオレ詐欺も、多くの人が、そんなものに騙されるはずがない、と思いながら騙されているのです。
ちょっと古いデータですが、2018年の特殊詐欺の被害額は、356億円です。しかもこれは、警察に届けられたものだけです。どうせ警察に届けてもお金は返ってこないと考えて、届けずにあきらめた人もかなりいると思われますので、実際の被害額は、さらに相当なものになると思われます。
詐欺は、これならうまく騙せそうだと思えるところなら、どこにでも現れます。ですから、フリマサイトにも、そんな怪しい人たちが登場してくるという訳です。

商品を買った時、絶対にやってはいけないことが有ります
メルカリやラクマで買い物をするとき、絶対にやってはいけないことが一つ有ります。
これをやったら、必ず騙されます。
それは、「商品を受け取っていないのに、受取評価をしてしまう」ということです。
なんだ、そんなことか、と思われた人も多いでしょう。
でも、本当に大勢の人が、この方法で騙されています。
受取評価の重要性
メルカリやラクマを初めて間もない人にも分かるように、「受取評価」について、説明します。
取引きの流れ
最初に、フリマサイトで買い物をする際の、通常の流れを説明します。
まず、気に入った商品が有って、購入します。その後、出品者が商品を発送します。出品者は商品を発送した後で、スマホの画面の「発送通知ボタン」を押します。すると購入者には、発送通知が届きます。商品が送られて、購入者に商品が届いたら、購入者が、「受取評価」をします。最後に出品者が購入者を評価して、取引きが完了します。
これが取引きの一連の流れです。
お金の流れは
商品を購入すると、購入した時点でその代金が引かれますが、この時点では、お金はメルカリやラクマに保管された状態です。商品が購入者に届いて、受取評価をして、最後に出品者が購入者を評価すると、出品者に対して、メルカリやラクマから代金が支払われることになります。
重要なのは「受取評価」
つまり、受取評価をしないうちは、商品代金は、メルカリやラクマに預かられた状態になっているということなんです。
ですから、受取評価の前なら、もしもその取引きに問題が有り、詐欺が疑われるようなら、メルカリやラクマにキャンセルを申請して、それが認められれば、キャンセルが出来ます。すると、いったん引かれていたお金が、戻ってきます。
以上のことを頭に入れていただいた上で、騙しのテクニックについて、説明したいと思います。

あなたが騙されてしまう手順を説明します
1.購入者が商品を購入する。
2.出品者が購入者に対して、「私のプロフィールを見てください」と連絡します。
3.プロフィールには、「当店は、受取評価が済んでから発送するシステムになっています」と書かれています。(言い方はいろいろありますが)
4.プロフィールに書いてあると、なんとなく、それが正しい規則のように感じてしまう。
5.商品を発送していないのに、出品者が、「発送通知ボタン」を押す。そして、購入者のところに連絡が来ます。その内容は、「受取評価の画面で、〝良い″にチェックを付けて〝受取評価をする″のボタンを押してください。それが確認でき次第、商品を発送します」と書かれています。
6.購入者は、出品者に言われたとおりに、「受取評価」をしてしまう。
7.購入者が受取評価をしたことを確認すると、出品者は、すぐに購入者を評価してしまいます。
8.代金は、メルカリやラクマから、出品者に渡ってしまいます。
9.どんなに待っていても、商品は送られてきません。そこで、購入者は出品者に問い合わせますが、まったく返事は有りません。
だいたい、こんな感じです。
9番まで進んだところで、購入者は騙されたと気付きます。そして、消費者センターなどに相談します。
消費者センターは個人対個人の取引きには介入しませんので、解決の手助けはしてもらえません。
騙されたお金は戻りません
怒り心頭の購入者は、メルカリやラクマの事務局に、何とかして欲しいと訴えますが、商品が届いていないのに受取評価をしたのですから、それはあなたの責任です、という返事が返ってくるだけです。
そして、最悪なことに、こんなことをしているうちに、出品者は、メルカリやラクマを退会してしまいます。そうなると、一切の連絡方法が無くなるということになります。
今回説明した方法で、数十万円もする商品を買おうとして被害にあった人も多くいるので、充分に注意しましょう。
なお、フリマサイトで騙される状況を、実況中継のように解説したブログ「フリマサイトで騙される人の具体的なストーリー」も合わせてお読みいただくと、より一層、具体的にお分かりいただけると思いますので、よろしければ、ぜひご覧ください。
また次回以降、いろいろな問題点などを投稿していきたいと思います。
